2012年3月11日日曜日

東日本大震災から1年 -3.11に寄せて

東日本大震災から一年目の今日、改めて心より亡くなられた方とそのご家族やご友人に哀悼の意を表します。そして、いまだ行方の判らない方々とそのご家族やご友人、被災されて精神的にも経済的にも厳しい状態で生活を続けていらっしゃる多くの皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。

そして、この一年間、ジェンを通して被災された方々をご支援下さった多くの方々に、心より御礼を申し上げます。発災直後から、物資やご寄付、人的サポートなど、本当に多くの方から多大なるご支援をいただき、被災された方々の支援を続けることができました。ジェンは、被災された方々が安心して暮らせる日々を取り戻せるよう支えることを目指しているので、炊き出し、物資配布、泥だしなどの緊急支援から始まり、仮設住宅などへの生活再建支援、仮設商店街の建設、などを経て、現在は、子どもの支援、心のケアなどとともに生業の回復や絆の結び直しのサポートを中心に活動しています。国内外の一般個人、団体、法人の皆さまから東日本大震災に対してお預かりしたご寄付は、総額で約19億円に達し、うち約13億円を、これらのプロジェクトを通じて活用させていただくことができました。

ジェンも支援活動を行う宮城県石巻市は、風光明媚な牡鹿半島を擁する漁業や加工業が盛んな街です。一方、日本の地方都市の例にもれず、たくさんの社会的な課題を抱えてきました。また、2005年の1市6町の合併により、都市型と漁業や農業を営む郊外型のライフスタイルが広い地域にわたって共存してきました。あまりにも広範な地域を襲った今回の震災支援のニーズは、こうした多様なライフスタイルやもともとあった社会的課題とあいまって、ますます多岐にわたり、複雑なものになってきています。被災状況も、地域間でも個人間でも異なりますし、何とか復興への一歩を踏み出した方々によって、希望の光が見えてきた地域もある一方で、土地が未だ水沈したままの地域が存在します。震災直後には見えにくかったこうした違いが、少しずつ顕著になってきていて、問題を複雑にしています。全ての地域に適用できる解決方法は、初めから存在しないと言えるでしょう。

だからこそ、地域ごと、コミュニティごとに復興していくことが重要なのです。言うまでもなく、コミュニティは個人が形成しています。あまりにも大きなものを失った方々の中には、自立のためのスタートラインに立つどころか、未だ明日を描くことすら難しい方もいるのです。そんな方々も、必ず再び立ち上がれる日が来ます。そのためには、一人ぼっちではないと思えることがとても大切です。その意味でも、ジェンを通して被災された皆さんを支えて来て下さった方々に、改めてお礼を申し上げるとともに、忘れないで支え続けて下さいますよう、お願いいたします。

今回、この大震災の支援を支えてくださった方々は日本に住む方々だけではありませんでした。発災直後から、昼夜にわたってジェンの東京本部の電話を鳴らし続け、支援のお申し出をくださった方々の中には、本当に多くの海外の方々がいらっしゃいました。その中には、ジェンがこれまでに支援を続けてきた決して裕福ではない国々や事業地の人びとも含まれていました。そして、現在、ジェンが東北にお届けする支援は、それらの事業地で培った自立支援の経験に支えられています。いずれそのご恩をふたたびお返しすることができるよう、これからも、現地の方々とともに、復興とその先にある未来を目指す支援に尽力する所存です。

今後も東日本大震災からの復興と世界6カ国で人びとの生きる力を支えるために、皆さまからのサポートを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2012年3月11日
特定非営利活動法人ジェン
理事・事務局長 木山啓子

2012年1月31日火曜日

No.30国際協力の現場から:ボランティアは今、何をすればいい?

 今回の東日本大震災では、日本人の助け合いの精神が外国から大いに評価された。日本中から被災地に物資が届き、ボランティアも駆け付けた。我々NGOは、緊急事態があれば出動するのがいわば仕事なので、駆けつけて当然だが、まだ雪のちらつく中、テントと食糧だけでなく飲み水まで持参して、長期間無償奉仕を続けるボランティア達の献身は、あっぱれというほかない。共に現地で支援に従事する我々でさえ、彼らの姿に勇気づけられたのだから、家を流され、家族の行方を案じている人々にとっては、どれほどの励ましになったことだろう。




 極寒の被災当初のみでなく、春、夏、秋と、彼らは活躍を続けている。その原動力は厳しい現実に立ち向かう被災地の方々の笑顔だろう。二階の床まで浸水し、厚さ25cmの汚泥がまんべんなく入りこんだ自宅の片づけは、ボランティアなしではとても無理だった。被災された方々がありがとうと微笑む時、ボランティアの顔が輝く。誰かの役に立つことが、限りない喜びとなり、続けたいと思うのではないだろうか。



 実はそこに、これからの支援のヒントがある。誰かの役に立つことで、人が生きる意味を再発見できるならば、それこそがまさに被災された方々が求めていることではないか。家族、財産、友人、仕事、思い出の場所、描いてきた未来、ありとあらゆるものを失った方々こそ、再び命を輝かせることを必要としている。



 だから、これからのボランティアは被災された方々の世話になろう。



 大震災の前まで東北から無意識にもらっていたものがたくさんある。あなたが作った牡蠣を、ワカメを、あなたが加工した漬け魚を、早く食べたいと言おう。民宿に泊まり、現地のごはんが美味しかったと伝えよう。現地で作れるもので、私たちが本当に必要としているもの、それを探し出して要望しよう。「してあげる」でなく「してもらう」それがこれからのボランティアであってほしい。
 その為には現地に行き、私たちが日々必要としているもので被災地にあるものは何かを確認する必要がある。繁く足を運び、現地の方々と話し合い、よそに住む自分の問題の解決を要望しよう。彼らには、その力がある。そういう声に背中を押されて彼らは底力を発揮する。極限的な状態にある時、人は自分のためには頑張れないが、自分以外の誰かのためになら頑張れる。有難うといわれる気持良さを手渡して、被災された方々の底力を引き出す努力を我々ができるかどうかが試されている。




(写真:数ヶ月前までは面識がなかったご近所さんも、今は、同じ思いを共有する良き仲間)



(ニュースレターNo48より転載)

2012年1月30日月曜日

What Is JEN? - CHANGE ワークショップにて


第一期生は、イラク、南スーダン、アフガニスタン、パキスタン、スリランカ、そして日本から集まりました。「JENって?」からスタート。

2011年12月12日月曜日

クリスマスを前に、送迎会

メリークリスマス!ふたりとも、年が明けたら、新しい生活が待っています。インターンとして、サポーターとして、お疲れ様でした!

2011年12月9日金曜日

チャリティーママ義援金プロジェクトとChabo!石巻視察

漁師さんから、漁網の編み方を教わる勝間和代さん。お忙しい中、石巻訪問、どうもありがとうございました。「本で、もっと、世界にいいこと。」チャリティ・ブックプログラム、Chabo!については、こちらをご覧ください。