5ヶ月ぶりでジュバに戻ってきた。
これほどすぐに同じ現場を再訪するのは、事務局長になってからは、初めてだ。
知っている顔がたくさん迎えてくれて、先方も覚えていてくれて、素直に嬉しい。
この感覚は、中々得がたいものだ。
簡単には行けない国に仲間がいる。
それだけでもかなり嬉しい。
その人たちは、たった数年前までは縁もゆかりもないところにいた。
今はこうして、家族のように互いに支え合っている。(主に支えるのは彼らで、こちらは専ら支えられる方なのだが)
これはもう、極端に嬉しい。
その仲間たちが、きびきびと動いて働く姿を見られるのは、更に嬉しい。
こんなに喜びながら働ける仕事に就いていること自体が、
しみじみと有難い。
5ヶ月経って。
事務所の様子は、大分変化していた。
万年資金不足のJENでは、働く環境整備一つを取っても、やりたいことを常にやれる訳ではない。
シャワー室の壁にも、タイルを貼る予定はなかった。
なくて困らないものは、常に後回しになる。
そんな時、部屋の改修を依頼していた業者さんがミスをした。
お詫びの代わりにシャワー室の壁にタイルを貼ってもらったとのこと。
勿論、無料だ。
Aさん、その交渉力、流石です!
そして、目に付いたのは塀。
以前は竹の棒をメッシュに差して、塀の代わりにしていたが、
目隠しくらいにしかなっていなかった。
元々、塀とか壁とかには、余り良いイメージがない。
『分け隔て』するもの全般が嫌いなのだろう。
ここでも外の世界と事務所内を遮断する様で、
建てないで済むならそれに越したことはない。
だが治安の不安定なこの地域で安全に事業を実施し、スタッフが暮らしてゆくには、
この塀は必要不可欠なのだ。
聞けば皆は、「やっとホッとできた」とのこと。
Eさん、今まで苦労をかけたね。
忙しい事業実施の合間に、事務所整備も進めてくれて、本当に有難う!
そして、事務所兼住居を守ってくれる塀に向かって、
よろしく頼むね、と声を掛けた。
2009年4月7日火曜日
南部スーダン、ジュバに来ています。
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